土木資材

補強土壁・補強盛土

いまやH=3.0mを超える土留め壁といったら補強土壁が最も安価でポピュラーな工法ではないでしょうか?

比較をやってみませんか?

在来工法との比較はもちろん、補強土壁工法の比較検討も出来ます。

項目 第1案 緑化型補強土壁工法 第2案 ブロック積み擁壁工法
検討断面
工法概要 補強材に摩擦抵抗材を敷設し、壁面に鋼製金網を用い植生が可能な緑化型補強土壁工法 ブロック積み擁壁による土留め工
項目 第3案 重力式擁壁工法 第4案 ふとん籠工法
検討断面
工法概要 重力式擁壁による土留め工 ふとんかごによる土留め工法

主にコンクリートパネル型と、壁面緑化型に分かれます。

 コンクリートパネル型は1枚がおよそ1.2uから2.0uほどのプレキャスト製のパネルを壁面形成材として、その背面に一定の条件を満たす盛土材料(土)を埋め戻し、盛土内部には帯鋼状抵抗材、格子状溶接鉄筋、高分子樹脂ジオグリッド、支圧式アンカープレートなどを敷設し、その摩擦抵抗もしくは支圧抵抗によって構築する土留め壁で美しくデザイン的な壁面を表します。

項目 コンクリートパネル+ジオグリッド工法 コンクリートパネル+帯状鋼材工法
検討断面
工法概要 コンクリートパネル壁面材+ジオグリッド補強材 コンクリートパネル壁面材+帯状鋼補強材
壁面勾配 1:0.0(直壁) 同左
壁高さ 7.000m 同左
補強材 ジオグリッド 帯状鋼材
補強方式 摩擦抵抗方式 摩擦抵抗方式
設計指針 ジオテキスタイルを用いた補強土の設計施工マニュアル
平成12年3月 (財)土木研究センター
補強土(テールアルメ)壁工法設計施工マニュアル
平成15年11月 (財)土木研究センター 
項目 コンクリートパネル+支圧アンカープレート工法 RC・逆T擁壁工法
検討断面
工法概要 コンクリートパネル壁面材+タイバー・アンカープレート補強材 躯体と踵版上の盛土の重量で抵抗
壁面勾配 1:0.0(直壁) 同左
壁高さ 7.000m 8.000m
補強材 タイバー及びアンカープレート
補強方式 支圧抵抗方式 背面土の自重
設計指針 多数アンカー式補強土壁工設計施工マニュアル
(財)土木研究センター
国交省土木構造物標準設計・2
(03-RCL-110参照) 

 壁面緑化型は、その呼び名の通り壁面内部に植生マットを設置することによって壁面の緑化が可能な土留め壁です。以前は土のう袋を数段積重ね高分子樹脂ジオグリッドで巻き込む方法が主流でしたが、現在の主流はエキスパンドメタル(菱形目居合い)や丸鋼溶接(格子状目合い)の金網材を壁面形成材として、その背面には、コンクリートパネル型同様に一定の条件を満たす盛土と、何らかの抵抗材を敷設し構築する土留め壁です。

トンネル坑口 道路改良
林道改良(天端階段状処理) 河川隣接
グリ石積め  
 

 いずれのタイプも、壁面の勾配は1:直もしくは1:0.1から構築が可能(状況に応じて選択可)で、H=20.0m程度まで実績があります。また一定の高さごとにステップ(小段)を設け多段積み式にすることでH=20.0m以上でも施工が可能になります。

 また、他に軽量盛土(EPS工法、FCB工法)においても取り扱っており、いずれも計画、設計の段階からご相談に応じることが可能です。

イリサワでは国内トップメーカー数社と連携しており、
各シーンにあった最適な補強土壁・補強盛土をお勧めすることが可能です。

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