調査研究用漁具・器機類一覧

1. 調査・研究用定置網

◇1-1ダム湖・湖沼用 WB式小型定置網 ◇1-2河川用 WB式 張網

 「張網」とは、細長い袋網(魚捕部)または袋網と袖網の2部からなる定置網をいう。
  河川、湖沼や浅海の水底に漁具を沈めて、水平に設置し、袋網を水流の早い魚道を選んで支柱、または錨で固定、流れとともに袋網に入り込む魚種を捕るもの、あるいは箱網部に両袖を持った漁具を錨と錨網で固定し、対象種を捕獲するものがある。


1-1 ダム湖・湖沼用 WB式小型定置網
ダム湖・湖・沼など流れの少ない現場には小型定置式をご提案します。
■漁法概要 調査・研究の対象種以外の生物を捕獲した場合も、網の中で一定期間生存可能であるため、生態系への影響が少なく対象魚に対して選択性の高い漁具である。
  身網の前面側に両袖網を備えることにより調査対象魚群を身網に誘導し、さらに絞り網構造で自然に強制してジョウゴ部に落とし入れる方法をとる漁具である。
  また全面対象魚導入部中央にカキ網を設け、漁獲効率を上げる(参照WB式小型定置網KAタイプ一般図)ことが可能である。
 さらに、多数の対象魚の捕獲が必要とされる場合、2系統の網を設置することにより(参照/WB式小型定置網KKタイプ一般図)作業の効率アップを図ることも可能である。
  網の設置方法は、水面下へ設置する沈設タイプと水面上に浮上し設置する浮設タイプを調査研究の対象魚種、現場状況などの条件により選択できる。
■ダム湖 暖流部での遊泳魚の捕獲に適しており、夜行性の魚種の捕獲も可能である。
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